なぜオープンファスナーを作ったのか
トレーンが1mくらいあるウェディングドレスを、変身体験用に購入していたのですが、結構デザインが好みなので、これを自分の挙式・二次会でも着ようと思っています。
しかし、これだけ長いトレーンでは、二次会には向いていません。
そこで、ぶった切ってミニ丈とロングトレーンにチェンジできるように改造中です。
挙式当日はバタバタするため、パーツ数は減らしたい。
トレーン部分を切り離すとどれぐらいになるか長さを測ったところ、約4m。
マジックテープはごわつくし、結構手入れ大変なんですよね。
そこで、これだけの長さのオープンファスナーがないかを探してみたところ…
ありました!
尼崎市の「ゆうこうマリン」というヨット関係のお店が、ファスナー切り売りしてくれていました!
http://www.yuukoumarine.jp/
色は白と黒、サイズは5号と10号しかありませんが、スライダーが別売りなのでダブルファスナーにもできますよー。
コスプレとかで長いファスナーが欲しい方は、ぜひこちらのお店をどうぞ!
通販も可能です。
岡山は工場なので、問い合わせは尼崎にした方が良いそうです。
販売があると分かったので、安心してぶった切り、実測。
3.7m必要と判明。
というわけで、切り売りのビスロンファスナーを、なんちゃってオープンファスナーに加工しました。
購入したパーツ
・ビスロンファスナー 5号ホワイト 4m
・オートマチックスライダー 1個
・上止め 2個
1084円
やっす!!!
今気付いたけど、切り売りじゃなくて4mのオープンファスナーもあったね…
そっち買えば良かったね…
いやでも、10号だからムシが大きいし、800円ぐらい得したと思おうw
ヨット用のファスナーなので、塩分など腐食に対する強さは折り紙付きですね。
オートマチックスライダーを取り付けます
特になんと言うこともなく、ファスナー開いてスライダーを差し込むだけです。
上手くいかないと口が締まらないか、一段食い違いになってしまうので、元通り閉じられるように何度かやり直さないといけないかもしれません。
テープの端が揃うかどうかで、食い違いになっていないか確認します。
不要なムシを外します
腐食に強いとはいえ、樹脂なのでニッパーで簡単に切れます。
ファスナーに小さなくぼみがあるので、そこと布側の段でニッパーを引っかけ、力を入れると、プチッとムシが外れます。
写真左側をご参考に。
外れたムシがあちこち飛びますので、片手でドーム上に覆って切ると良いです。
右側のファスナーの、端から4つめ(実際には6つ目です)の上が、ニッパーで半面切ったところ(飛ばなかった場合)です。
一つ目と三つ目は、すでにファスナーテープの両面からムシを剥がしています。
剥がしたムシが写真右下の物です。
ファスナーの右側を見ての通り、案外きれいにはずれます。
どうしてもファスナーテープの傷みが気になるなら、UVレジンや接着剤でコーティングしておくとよいと思います。
上止めを付けます
コの字型をした「上止め」という金具を、スライダーがどこかに紛失しないよう、ストッパーにします。
本来は名前の通り、ファスナーの一番上に取り付けるものです。
オープンファスナーの下のパーツは、もともとファスナーテープに直接接着されているため、今回のようにパーツ買いすると手に入りません。
それで、こういった工夫をしています。
コの字型の上止めをファスナーテープに乗せて、平やっとこでかしめるだけ。
簡単に取り付けられます。
金具の位置は、スライダーから左右のファスナーが外れる瞬間の位置です。
左のファスナーテープは抜けるが、右のファスナーテープはムシが引っかかってスライダーから抜けないポイントを確認して取り付けます。
うーん、説明しにくいな…
オープンファスナーは、ファスナー向かって右にスライダーがついているものなので、上止め、下止め、スライダーは、全てそちら側に付けると、使用時に違和感がないです。
というわけで、改造できました
左のファスナーテープをスライダーに差し込んで
動かなくなるところまでしっかり引いたら
ビスロンは熱で溶けるため、ヒートカッターで切断するか、断面をライターで炙っておくと、ファスナーテープの端がほつれてきません。