ちょっと引っかけたニット地を直す

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以前イベントをやった時に、色々と服を寄付いただきました。
その中にあったチャイナワンピが可愛かったので、イベント終了後に残っていたので貰ってきました(* ´ ∀`)

どうも糸を引っかけているから着なくなったようなので、直してみようと思います。

ポイントは「ニット=編み物」

ニットは編み物ですので、一本の糸がずっと繋がっている状態です。
織物のように糸が切れたから飛び出しているとは限りません。
糸が切れていなければ、根気さえあれば逆から引いていけば元に戻せるのです。

糸の引っかけて飛び出している部分を中心に、布地の左右に均等に引いていくようにします。

小さな引っかけの場合

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荒っぽいけど簡単に直せます。
飛び出した糸の部分を中心に、左右均等な位置をつまんで布を引っ張ります。
一方向からしか引っ張らないと布が伸びてしまうので、8方向、角度を変えて満遍なく引っ張ります。
糸が伸びきるほど強くは引かないようにして何度か繰り返すと、これぐらいならすぐに直ります。
戻したあとは、スチームアイロンをあてて糸の負荷を抜いてあげるとなお良いです。

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針の位置が若干ずれていますが、針の右下によく見ると白い小さな引っかけが2箇所出ているのが見えます。
間違いなく、同じ箇所ですよ!

この方法は、ウレタン等伸縮が強く、滑りのある素材で使えます。
羊毛は伸びてしまうと元に戻りませんし、繊維同士が絡まってしまうので、絶対にやってはいけません。

これで戻らない場合は、次の項目をどうぞ。

大きい引きつれの場合

遠目から見てはっきりわかる引きつれ・糸が出ている場合は、先の尖っていない針が一本必要です。

飛び出した部分の隣の目を針ですくい、飛び出した糸の半分を引きます。
次に、その反対側の隣の目を針ですくい、残りの半分の糸を引きます。
これを引きつれがなくなるところまで繰り返します。

糸は、細い繊維を何本も縒って一本の糸にしています。
先の鋭い針を使うとこの縒りを割ってしまい、糸の光沢を損ねたり、ムラが生じたりします。
クロス刺繍針や毛糸のとじ針などは、先が丸い針です。

引きつれがわからなくなれば、最後にスチームアイロンをかけて、糸を落ち着かせます。

というわけで、まだまだ着させてもらいます
(`・ω・´)