UVレジンの銘柄別まとめ

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使用した順で書いています。
画像はいまのところありません。

使用した感想

UVクラフトレジン(清原) 2011年購入

手芸品店で見かけて、初めて購入したUVレジンが清原のものでした。
筆記体のラベルで一発でわかりますね。

さらっとした流れやすい粘度なので、複雑な形状のモールドへは一番使いやすいです。
半面、粘度が低すぎて盛り上げは回数が必要です。

ただ、その特徴はデメリットばかりでは無いんですよね。
厚く盛れないからこそ、確実に一層ずつ固めていけるのです。
硬化不良が起こりにくく、固さも透明度も優れているので、ちゃんとしたものを作りたいなら清原が一番オススメだと思います。

クラフトアレンジ クリア(エーソンエンタープライズ) 2012年購入

ユザワヤで特価になっていたので購入しました。

硬化した後のつやがとてもきれいです。
コスパが良かったのですが、ニオイが私には無理でした。
また、気泡が「抜いたはずなのに、できてる??」という印象が。(当時はエンボスヒーターは持っていませんでした)
ないところにできるということはないと思うので、パーツの影の気泡抜けが悪かったのかな?

カラーレジンがいち早く出ていたので、ニオイの件がなければこれを使っていたかもしれません。

この当時から何度か品質もパッケージも変わってますので、今は評価変わるかも!

UVレジン(ユザワヤ) 2013年購入

ユザワヤオリジナルのレジンです。
大容量なのでコスパがいいですよねー!

ボトルの固さが使いづらく感じます。
あと、色を混ぜようが混ぜてなかろうが、謎の隆起が起こるのはなんなんでしょう…
目に見えないぐらい小さな気泡でも入っていたのかなあ。
あんまりボコボコになるので、面白くてUVカットグラスをかけて観察してましたw
硬化直後は結構柔らかい感じで、切ったり削ったりして遊びました。

隆起がなければ割と使いやすかったんですけどねー。
手元に残ってるパーツの中では、黄変早い気がするかな…

プロ用UVハード樹脂50g(エイシア) 2013年購入

押し花のコーティング用のUVレジンです。
内容量が多いため、試しに買ってみました。

透明度は高く、薄めに盛ってもかちかちで美しかったのですが…
うちのUVランプとは相性が悪かったのか?表面のべたつきは何分当てても残りました。
アルコールで拭くとべたつきは取れましたが、表面が磨りガラス状になります。
使い切らないともったいないので、硬化して拭き取った後に他のレジンでコーティングして使用していました。

太陽の雫(パジコ) 2014年~

清原と双璧といっても過言ではないのでは?ってぐらい高評価で有名なUVレジンですね!
他と差を付けているのは、粘度の違う3種類のレジンを出したところですね~。
私はミニチュア作らないので、グミーはあまり使いませんが…
ソフトはパーツ作りで結構使ってます。
硬化後にはさみで切れるのが良いのです。

難点はニオイと金額ですね。
レジン臭さを消すために香料入っているので、それが合うか合わないかは大きいです。
ただ、レジンの安全性は金額と比例してると言ってもおかしくないぐらいなので、予算があるならこちらもオススメです!

清原レジンとの差は、粘度と収縮度ですかねえ。
黄色さはパジコと清原で比べた場合は大差ありません。
清原レジンより粘度があって盛りやすいのに、気泡がとても抜けやすいんです。

あと、硬化速度は一番速くてカチっとした仕上がりになる気がする?
きちんと計測したわけじゃないんですけど。
まあそういう感覚なので、他のレジンのコーティングで太陽の雫のハードを使用することが多いです。

レジンプロ(You) 2014年~

透明度が高く、品質から考えるととてもコスパの良いUVレジンです。
ソフトにもなるとうたわれている通り、薄く塗るとしなります。
また、球体を作ると独特のしっとり感があります。

しかし、かちかちに固まるものに比べると摩擦が大きく、その分完成後に小傷が入りやすくて曇りやすいです。
ストラップなど他のものにぶつかるものを作ると、半年ほどの使用で顕著に差が出ます。

粘度が高いため、盛り上げは一回二回でかなりぷっくりできます。
気泡はその分抜けにくいです。

一番のネックは香りですね。
太陽の雫ですらキツイと感じるので、レジンプロの硬化しても香るミント臭は少し辛いです。
一週間ほど放置すれば、匂いは飛びます。
2015年に仕様変更されて、香りが軽減されました。(まだ結構しますけど…)

小傷の点で、プロの作家として作品を販売される方には選択肢から外れるかもしれませんが、個人的には球体のしっとり感が大変好みなので、デメリットも踏まえて使い方次第だと思います。
また、他のレジンでコーティングすれば、表面強度の問題は解決します。

百均レジンについて

練習でとりあえず一個作ってみたい、という要望を満たす量が、百均レジンのメリットですね。

  • 何年も使う予定で作るわけではない
  • 接着剤・コーティング剤としてUV硬化樹脂を使いたい(釣り具など消耗品向け)
  • いま少量だけ欲しい

などには都合がいいと思います。

別の記事でレジンの注意点を書きますが、最大の問題点は品質が安定しているか一切分からないところです。
デメリットも踏まえた上で、選択肢に加えていただくのが良いでしょう。

値段で言うと、いいレジンも500gとか1kgで買えば、5g108円に近づけることは可能です。(百均によっては4g108円ですね)
大容量のレジンと空のボトルを購入して、友人で分けっこするって手もありますので!

ダイソー

発売開始直後に購入して、二度と買わないと思った商品です。
ただ、何度か仕様変更されているようで、以前に比べて良くなったというレポも見ますね。

当時の感想としては…
いくらUVランプを当てても表面のべたつきが取れなかった。(日光も丸一日あてましたが、ベタベタでした)
気泡が多すぎる、気泡抜けも悪い。(当時はエンボスヒーターは持っていませんでした)
ニオイがキツい。
硬化した直後から、他社製品に比べると黄色い。(最初からレトロ感を出すならありかも?)

外側を別のレジンでコートするからべたついていても大丈夫、という意見もありますが、コートしたレジンに目に見えないレベルのひびが入って未硬化レジンが漏れることもあるので、なるべく厚くコートして、個人使用に限定したほうが無難かもー。

セリア

手芸用のレジンに比べるとやはり黄変しやすく、気泡抜けが悪いです。
しかし、色が豊富であるのはものすごいメリット!
硬化不良は起こりにくいと思います。

自分が使用しているもの

私はメインがワークショップでの使用なので、以下に重点を置いています。

  • コスパが良い…体験者にレジンの量を気にすることなく使っていただく
  • 盛り上げやすい…短い時間で「レジンらしい」作品を仕上げていただく
  • ある程度以上の品質…作って「楽しかった」と思っていただく

今は、2年ほどレジンプロを使用しています。
コスパが良く、粘度もちょうどいいんですよ。

ワークは大体ミール皿かコルクシートか、平たいものに盛り付けることが多いんですね。
背面→中間層→コートの3回が、ワークでやるのにいいんです。
気泡抜けの悪さは、エンボスヒーターの使用と背景の着色にラメを使用することで、気にならないようにしています。