切り取ったトレーンにオープンファスナーをつける
3.7mのオープンファスナーはまず手に入らないので、切り売りのビスロンファスナーをオープンファスナーに加工しました。
ファスナーを加工した記事はこちら。
金具がドレス本体側に残ると音がするかもしれないため、スライダー金具が付いているほうをトレーン側にして縫い付けます。
ファスナーが勝手に開かないように加工する
一枚目の写真の通り、このままではファスナーを閉めても重さで勝手に開いてきてしまいます。
そこで、綾織りテープとボタンを使い、ファスナーのテープ部分にもボタンホールを作ることで、ファスナーの開き防止加工をしました。
この部分はドレス着用時に全く見えない場所なので、家にあった生成りの綾織りテープを使っています。
スカートの重さがキロ単位なので、強度を重視しています。
使い方
ファスナーを閉めたら、綾織りテープをファスナーテープのボタンホールに通します。
これで、スカートの重さがかかってもファスナーは開きません。
あ、スライダーも重さで勝手に開かないよう、オートマチックスライダーを選択しています。
ノンロッキングスライダーは勝手に開く危険性があります。
ドレスのスカート丈を調整する
一番下のレイヤーが新婦の身長ではまだ引きずる長さなので、裏側に新たにボタンとボタンループを追加して、丁度良い丈に縮められるよう加工します。
まず安全ピンで止めてみて、何カ所止めるかバランスをチェック。
ボタンを6箇所、ボタンループを8箇所つけ、うち2箇所のボタンには二つずつループをかけることにしました。
なので、二つループをかけるボタンは赤いボタン、それ以外は白いボタンと色分けしています。
また、ループも基本は白で作っていますが、一つのボタンに二つかけるループだけ、黒い糸で作りました。
そんな感じで加工終了。
ただ、このドレスはトレーンを取っ払うと左側が腰まで丸見えになります。
また、ボリュームのあるパニエとトレーンがついてシルエットがどうなるか考えて縫製されているため、ボリュームがなくなると腰回りのシルエットが崩れます。
トレーンなしで着用する場合は、ミニ丈のパニエとスカートが必要になりますので、霊夢で使ったものを使い回しました。
左がロングトレーンありの状態。
右がミニドレスとして着用した状態。
ミニの場合はアシンメトリーであるので、右から見た場合と左から見た場合で印象が変わります。
アイロンかけてないので、シワシワだったのは見逃してくださいw