クラウドソーシングサービスに登録した

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三日ほど前に、クラウドソーシングサービスに登録しました。
私にとってはチラシ作りやロゴ作成のお仕事もものづくりのうちなんですね。
それを仕事としてするために登録したので、似たようなことをしたい人が参考になるかも…と考え、まとめておくことにしました。

今回、私が登録したのは
クラウドワークス https://crowdworks.jp/
です。

まずはプロフィールを充実させましょう

登録したら、まず最初にプロフィールを充実させます。
お仕事を依頼してくださる方は、私がどんな人間で、何ができるのかわかりませんからね。

プロフィール(アカウントのトップ)

私は実務経験が結構長いのに現在フルタイムで働いていないので、なぜそういうスタイルなのか、どういうタイミングで仕事を受けられないのかを書いています。
具体的には、大阪滞在中は自分のPCではなく、ネットもスマホから接続するせいで通信料に上限があるので、そういうこと書いています。
不利益になるかも知れませんが、なにができないのか明確にしておくことで、誠実であると伝えられるかなと考えたからです。

職種・スキル

職種はメインで受けたい仕事に関わる職種を選びます。
私はワークショップがメインでやりたいので、パソコン講師と設定しています。
クラウドソーシングでは講師の依頼があるか分からないので、なんともですが…他に受けたい分野は、別で設定できますので。
誠実さを伝えるためにも正直に。

スキル欄は、私のように無資格の人間には特に重要です。
資格があれば、資格名書くだけでどの程度のレベルなのか説明できますが、そういった物差しがありませんからね。
Excelなら関数が使えるなら普通でいいんじゃないでしょうか。
マクロ組めるなら上級、MOS上級を取ってるならプロフェッショナルじゃないかな?
フォトショやイラレはもちろん、GIMPやInkscapeも登録できますので、それぞれどういったレベルのものが作れるのかを書いておきましょう。
Web系だと、私はHTMLやCSS、PHP、WordPressも登録しています。
それぞれ、実務経験もどの程度なのか書いておきました。

他の人のアカウント見ていたら「えっそんなものも書けるんだ」ってものもありますので、面白いです。
あ、でも参考にするのは、お仕事きちんと受けてる方のアカウントですよ!
主婦ですってしか書いてない方も、結構いらっしゃいます。
誰でもできる、アンケートやブログライティングだけでいいならそれでいいんですけどね。

経歴・実績

企業での就活で書くような職務経歴書が書ければ理想的なんでしょうが、中小企業と公的機関しか勤務経験がないので、なんたらプロジェクトを担当しました!とかカッチョイイことは、私は書けません。
デザイン・ウェブ系のお仕事をしたいので、過去の職業のことを書ける範囲で書きます。
公的機関は具体的な勤務先はおろか、都道府県名も書きませんでしたが、どういったスキルを積んだのかは書きました。
研修用の配付資料作りましたーって経験も、長文考えるのが苦になりませんってPRに繋がりますからね~。
あと公的機関にいたから、きっちり堅い文章も書けますよって。

中小にいたときは、毎月広報活動の文面考えてたし、会社のウェブサイトは私が作っていたので、その辺もPRしておきました。

オススメ案件を登録しましょう

職種以外で受けたいお仕事のジャンルがあれば、ここで選択します。
とりあえず最初は、興味があるもの全部チェックしたら良いと思います。
通知量が多かったり、何度かお仕事見て「この分野は興味無いな」と思えば、あとから外せばOKです。
毎日、ここに該当するお仕事が「オススメ案件」として通知が来たり、マイページに表示されます。

できれば本人確認書類を登録しましょう

本人確認書類は、スマホならカメラで撮影してすぐに登録することができます。
クラウドワークス上には「登録済」の表示が出るだけなので、安心です。
必ずしも登録せねばならないものではありませんが…
金額の大きい案件になるほど、身元のハッキリしている方にお願いしたいというのが一般的な心理だと思うので、私は登録するほうがメリットが大きいと思っています。

振込先口座を登録しましょう

どこの金融機関でも設定できますが、楽天銀行だと振込手数料が100円で済みます。
それ以外は500円かかりますので、ぜひ楽天を使いましょう。

ここまでは、プロフィール編集画面での設定でした。

報酬の受取方を選びましょう

マイページの上の方のメニューから「報酬」をクリックします。
通帳みたいな報酬のリストが表示されますので、リストの下までスクロールしてください。
すると、出金方式という欄があります。

初期設定では「随時出金方式」になっており、1000円毎に指定した口座に振り込まれます。
でも、そのままじゃ1000円毎に100円引かれて振り込まれるので、ちょっともったいないですよね。
50000円か、キャリーオーバーに設定を変えておくのをオススメします。

実績を積みましょう

「自分の公開プロフィールを確認」から、「作業承認率」という項目が確認できます。
これは、どの程度仕事を完遂できているかの項目です。
金額が高い、重要な案件は、これが○%以上の方という指定をしていることも多いです。
登録しただけでは何も仕事を受けていないので、実績が表示されません。
ですので、まずは1円の仕事でもいいので、自分にとってすぐできて、必ず仕上げられる仕事を選んで受けましょう。

「仕事を探す」にアクセスすると、「タスク」という項目があります。
これはアンケートやブログ記事などが多いのですが、「作業開始画面へ」を押すとすぐに受けることができるお仕事です。
アンケートは200文字以上、500文字以上、などちょっと書くことがたくさん必要になりますが、お小遣いサイトのアンケートよりも単価が良かったりします。
20文字以上、なんて簡単なものは1円とかです。
でも、作業承認率を100%にするためですので、金額に関係なく、自分がすぐにできるかどうかで選べばOKです。

送ったデータが問題なければ、数時間~二日ぐらいで承認されて、作業承認率が表示されるようになります。

やりたい仕事を探しましょう

作業承認率が100%ですので、大抵の仕事が応募できます。

コンペは進んで参加しましょう

時間があるときでもいいので、これはきっと自分のレベルじゃ無理だな~と思っても、デザインが思いついたコンペには提案しておきましょう。
なぜかというと、「自分の公開プロフィールを確認」から「コンペ作品」という項目が見られますが、ここはコンペで採用されなくても、提案した時点で履歴が掲載されるのです。
デザイナーは自分のデザインを見てもらわなければ仕事に繋がりませんので、これはとても大事です。

指定されているファイル形式では納品できなくても、仕事を受けられることもあります

私はIllustlatorも持っていますが、とても古い形式です。
デザインの仕事を受けているのにこうなったのは、理由があります。

中小企業で頼まれてチラシを作ってきていますが、そういうところは高価なソフトを持っていません。
そういうところでも編集できるソフトで作ってあげたほうが、のちのち社員さんで調整できて便利だろうなと考えた結果、GIMPやInkscapeでデータを提供するほうが喜ばれることもある、ということに気付きまして。
(それでWordでチラシ作り講習会なんかやっちゃう域に来たわけです。今はWordで納品可能な印刷所も増えています。)
「Illustlatorでも納品できますがInkscapeだとこういうメリットが~」と説明して受けてきた結果、一度も新しいIllustlatorを必要とすることなく、15年経過していたのです…。
もちろん、テレビアニメのロゴとか、明らかにイラレじゃないとマズイだろうなという仕事はありますが、中小企業の大半が「印刷所に納品できて、のちのち編集できればそれでいい」という程度なんです。

ですから、私はInkscapeでaiでの納品を求められているコンペにも参加してますし、実際にそれで契約しても貰えました。
それが通るような中小企業のコンペか見極める目も必要ですが。

大事なのはトラブルにならないよう、事前に説明をしておくことです。
「印刷所に納品できるpdfはもちろん添付しますが、Inkscapeでデザインしているため、編集可能なファイル形式はsvgで納品することになります。aiでなければ問題ございましたら、選択肢から外していただければ幸いです。」といったコメントを必ず送るようにしています。
また、自分が印刷の知識をきっちりもつことも重要です。
InkscapeはRGBですので、完全なCMYKデータは作成できません。
ですから、彩度が落ちる色・落ちない色を把握して、印刷してもイメージが変わらないカラーリングを選ばねばなりません。

というわけで、過去に名刺に「デザイナー」と書いたことがない私が、見知らぬ人からデザインのお仕事を受けることができたので、記事にしてみました。
独学でやってきた人間でもどうにかなりましたので、興味があるけど自信がないという方、飛び込んでみてはどうでしょう?