軟質ポリ塩化ビニル(ビニールテーブルクロス)がガムテ以外ではほぼ接着できないということが頭になくて、折角ハンズまで行って購入しちゃったから、逆に接着できないというのを生かして樹脂系接着剤の型取りができないか試してみた。
ついでに百均でどこまでできるかやってみた。
小物なら以外と使えそう。
■材料
(原型)
1mm厚クリアビニールクロス(幅失念、10cm)…\180
(型)
ホットボンド(12本入)…\100(うち5本使用)
(本体)
2液混合型エポキシ接着剤…\100(うち半分使用)
■道具
- 養生テープ(幅5cm、塩ビの仮止め及び原型下地用)
- カッター(大型のものとデザインナイフがあるとよい)
- はさみ
- グルーガン(百均で\315で購入)
- 輪ゴム3本ぐらい
- 紙ヤスリ(60番及び2000番程度)
- シリコンスプレー(ウィッグ用スプレー、ホームセンターのシリコン入工業用潤滑剤、百均のシリコン入ヘアスプレーでOK)
- ビニールクロスを扇形に切り出し、先端を5mmくらい切り落とす。(厚みがあるため先を少し落とさないと巻けませんでした。)
端と端を合わせて円錐を作り、テープで固定する。
今回は90度の扇形にしましたが、緩やかにしたければ120度くらいかと。
90度以下はビニールクロスじゃ無理っぽい。 - 円錐に、裏返したテープを巻きつけ、ドリルの螺旋をかく。円錐から外し、書いた螺旋でテープを切って平面に展開する。
円錐には再度、裏返したテープを巻きつけておく。 - ビニールクロスを展開した螺旋型に切り抜き、円錐に貼りつけてドリル原型の完成。
- シリコンスプレーを原型に吹きつける。(離型剤)
買うならホームセンターでシリコン入りの潤滑剤を買うのが結果的に一番安上がり。 - スプレーが乾いたら、ホットボンドで原型を隙間なく覆う。
今回はドリル型なので溝を中心に。 - ホットボンドが冷え固まったら真っ二つにし、原型を取り除く。
(今回はテープにビニールと柔軟な素材だったので、先に原型をひっぺがしてから真っ二つに切りました)
バリをきれいに落とせば型の完成。 - 型にシリコンスプレーを吹きつけてから型を合わせて輪ゴムで固定し、混合したエポキシ接着剤を流し込む。
- 完全に固まれば型を外し、ヤスリをかけて完成。
ツヤツヤにしたい場合は樹脂用の研磨クロスで根気よく磨く。
接着剤を平たいところに出してガッツリ混合したため、気泡が入ってます。
静かに混ぜたら上手くいくかも。
一度先端が固まりきる前に型から外したので、あわてて元に戻しましたが欠けてしまいました。
今回は型どりできるかの実験だったので、ダイオードつけることは考えていません。
一部溝が浅いところがあるのでもう一度作り直してみて、うまく気泡が入らないで出来ればこれで作ります。
塗装はクリアラッカーかなあ。