ガラス管ヒューズで電池ユニットの模索

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「電子部品アクセサリー」「光るスワロフスキーアクセサリー」がとても好きなんですが、みなさん電池の隠し方という課題を抱えていまして。
電池をもっとどうにかできないか?と二年ぐらい考えていました。

私の導き出した答えは「見せてもカッコイイ電池ユニットを作ってしまえ」です。

材料とか道具とか

  • ガラス管ヒューズ
  • シリコン製ピアスキャッチ
  • 針金2本
  • 導線2本
  • ピン型電池
  • はんだごて
  • はんだ吸い取り器か吸い取り線
  • 木製クリップ(高温に強くて、ヒューズ立てられるならなんでもいい)
  • ネイルリムーバー(あると綺麗になる)
  • 小さいタッパ(あるとリムーバーが揮発しにくい)

1.ガラス管ヒューズのハンダを取る


両はしがはんだ付けされているので、はんだごてとはんだ吸い取り線でハンダを取ります。
大きめの木製クリップで、倒れないようにしています。

2.キャップとヒューズを外す


ヒューズはハンダで固定されているので、ハンダを取るとヒューズも抜けます。
キャップは接着剤でガラス管へ接着されていますが、ハンダを取る際にしっかり加熱することで、焼けて劣化するので簡単に外れます。
ただ、ガラス管とキャップがぴったりすぎて外しにくいものもあります。
私の場合、一緒に買ってきたミニヒューズは全部外せませんでした(;´Д`)

3.接着剤を落とす


タッパにガラス管とキャップを入れ、エナメルリムーバーをひたひたになるまで注ぎます。
揮発しにくいようタッパの蓋をし、30分ぐらい放置します。
接着剤がブヨブヨになり、簡単に落とせるようになります。

ガラスも金属も溶剤には強いので、長時間浸しておいても大丈夫です。

4.中身を詰める

ガラス管ヒューズのキャップには穴が空いているので、Tピンをつけてキャップをガラス管へ接着すれば、ぶら下げて電子部品アクセサリーに使えます。

寸法

ガラス管の長さは29.2mm
直径は6mm
内径は4mm

電池ユニット(ぶら下げVer.)の中身を詰める


シリコンピアスキャッチの中央の穴に、ピン型電池の-極を刺すと、振っても抜けない程度に安定して刺さります。
外側の銀色の部分は+極です。
そこでシリコンピアスキャッチに二本の針金が接触しないように刺し、一本は-極だけに触れるように、一本は+極だけに触れるように曲げます。
それぞれ反対側は、導線を取り付けられるように丸く曲げておきます。

そこにできるだけ細い導線を繋ぎます。
写真では通して縒っただけですが、ハンダで導電性と強度を高めて、接着剤やレジンでコーティングして完全に絶縁しておくといいです。
あるなら熱収縮チューブでもいいかと。

導線は、キャップの穴に通します。
通しにくい場合は、ルーターで削るか目打ちで押し拡げるかします。


このシリコンピアスキャッチがガラス管にジャストフィットすぎるので、先にガラス管へ電池をセットしたピアスキャッチを押し込みます。
それからキャップを被せます。

接着剤は使っていませんが、本当にジャストフィットしているので、よほど強く引っ掛けない限り外れません。
以前書いた難接着材料を接着する記事はこのためのものだったのですが、まさかの接着剤不使用で済んでしまいましたw

今後の課題やら

とりあえず「見せる電池ユニット」を作るのが目標でしたので、達成はしました。
より電池に触れている金具をスマートにできないかを模索中。
針金のみだと曲げたりなんだで地味に手間が増すので…

あと、本当にガラス管ヒューズの形状のバージョンも作りたいです。
そしたらヒューズホルダー使ってセットできる電池になりますので…よりカッコイイかなって(* ´ ∀`)

写真は資材節約のために以前バラしたミライトの電池を使っていますが、BR311が同じぐらいの大きさです。
BR425もギリギリ入りますので、こっちのが手に入りやすいかと。
前者は釣具屋さんのネット通販でしか見たことがありませんが、後者はヨドバシなど大きい電気屋さんでも手に入りましたので。