ビーズ織りで、ミニミラーキーホルダーを作った経緯

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■ビーズ織りがこうなった経緯

友人からビーズ織りのリクエストをもらう「虎のおじさんの帽子」
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ハンチング帽とわかるギリギリのサイズが、横18目
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とりあえず織り上げてみるが、ストラップは難しい。
でも平たいキーホルダーはさみしい
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とりあえず裏面として「T&B」を作ってみる
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なんとなく両サイドまつって袋状にしてみる
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メモか鏡を仕込むのはどうだろう?と確認
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鏡は使いますよ!と返事がくる。

というわけで、3cm角程度の鏡とそのカバーを作ってみました。

■鏡の加工

ガラスの加工は今回初めてやります。
ガラスカッターは購入しても使う可能性が低いので、百均で見つけたダイヤモンドやすりを使用しました。
定規をあて軽い力で何十回も線を引き、ガラスの厚みの1/3から半分程度の溝がついたところで、ゴムの付いてる持ち手で表と裏からやや強めにコンコンやってると折れます。
ゴムハンマーでもいいと思うけど、うちにはそんなもんないので、ゴムの持ち手がある工具でやりました。

ガラスは直線に割れるので、まず必要な幅で一直線に折ってから、必要な長さでもう一度おります。

断面が危ないので、ダイヤモンドやすりやルーターで削ります。
そこまでのクオリティは期待していないと思うので、断面すべてすりガラス状になった段階で終了。
あと、危ないのとカバーを長持ちさせるために、四隅も丸くなるまで削りました。
せっかくのオリジナルグッズなので、ルーターでガラスの表面にも「T&B」と入れてみました。

ガラスの裏面に、エポキシ接着剤で丸カンをつけます。
チェーンをつけるためのものと、カバーから引っ張り出すためのものが必要です。
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図のように、三パターン考えましたが…
今回はキーホルダーとして使うときに斜めになってるほうが好みのデザインだったので、Aのように片方に寄せて丸カンをつけています。
対角にしたほうがデザイン的にはよいのですが、三方閉じた形状のものから対角に力がかかるのは、出し入れしにくくなるので実用的ではありません。
同じ個数の金具しか使わない場合でも、Bのようにしたほうが、鏡をカバーにしまいやすいと思います。
Cが一番安定しており、鏡の出し入れはしやすいです。

■ビーズ織り

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図案はこれ見て考えてくださいw

中央の山になる部分の左端に、すでにチェーンが通ってますが、別に織り上がってから通せば問題ありません。
私が出来上がりのイメージが気になったのと、丸カンとかチェーンとかどこかへなくしてしまいそうだったので先に通しているだけですw

穴は以下のようにして開けています。
・ひとつ前の段のビーズを通して、4目飛ばす。
・4目分先の縦糸を左端の糸とみなして、通常と同じように右端まで通し、折り返す。
・再び上の段のビーズの中を通し、左端まで戻す。
・左端から1目ビーズを通して折り返す。
・次の段からは通常通り織る。
ここわかりやすく説明しようとすると大量の画像がいるんで、こんなもんで勘弁してください。
備忘録だし←

で、上の画像のとおり、裏表分織れたら、本体からはずして縦糸を引いていきます。
引き終わったら両端に糸が大量に残るので、その糸で両サイドをまつります。
中央の穴あき部分は強度が弱いので、何度か糸をいろんな通し方をさせて、強度を上げています。

3目の穴は、チェーンや小さい丸カンは通りますが、カニカンは通りません。

■鏡とカバーを組み合わせる

鏡に丸カンでチェーンをつけます。
カバーの内側から外側へチェーンを通し、チェーンの端に丸カンでカニカンをつけて完成。

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引き手の部分に何かチャームをつけてもいいと思います。
が、今回はあまりゴテゴテにしたくなかったので、シンプルに丸カンのみ。
ただし、引きやすいように、接着した丸カンにもう一つだけ丸カンつけてます。

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こちらは裏面。
鏡をしまうとこのように、大きめのキーホルダーです。

■できあがり寸法など

横20目(18目の図案に縁どりつけたので20目になってます)、縦17目でおよそ3.5cm×3.7cmぐらいです。

どうしてもビーズ拾う際に手の脂が付いているので、出来上がってからシャンプー溶かしたぬるま湯に30分ぐらいつけてあります。